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□まちにつながる緩やかにカーブする壁

この店舗は、1980年代頃から開発が始まった茨城県守谷市のニュータウンの駅前通り、そのT字路の突き当たりにある。駅前広場やロータリーに面した、地域の中心に位置している。時を経て成熟したニュータウンに暮らす人にとって、用途や世代を超えて気軽に訪れることができる広場の延長のような場所であってほしいと考えた。

店舗の内部は、大きなファサードの開口の両端から、外部を引き込むように緩やかにカーブした壁を立て、2枚の壁に挟まれた内側を客席とした。店内を道路や外部の延長のような空間に見立て、通りに大きく開いたガラス張りのファサードを通して街とつなげている。帰宅時間の車や歩行者から、ふと見たときに店の中が感じられ、街の延長のように親しみを感じられる場所となることを意図している。2枚の壁の外側はバックヤードとし、レセプションやカラーラボがカーブした壁の窓越しに垣間見える。また、セット面やシャンプースペースの間仕切りは、掲示板やプランターのように、街中にあるもののような形をしていて、外部を感じるこの場所になじむデザインとした。

広場の延長のようなこのヘアサロンに、人が集い、本来の意味での街のサロンのような場所に育つことで、長く愛される場所になることを願っている。
用途:美容室
所在地:茨城県守谷市
構造:鉄骨造
専有面積:44.71㎡
竣工:2016年
撮影:長谷川健太

usage:hair salon
address:Moriya City, Ibaraki Prefecture
structure:steel
floor area : 44.71m²
completion:10/2016
photo:Kenta Hasegawa