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扱うもののルールからつくる空間のあり方

東京・神田のオフィス街の路地にひっそりと佇む寿司店である。
厨房や食器棚、テナントの形状をボリュームに見立て、そこに開口を穿ち、それぞれ仕上げをかえたボリュームを店内に配置するという単純なルールによって空間を形成している。

鮨はシャリの上にネタがのっているという単純なルールのみで、素材やその仕上げ方や握り方により奥行きのある世界観をつくりだす。その根源的な鮨のルールを空間に応用することでそのアイデンティティを空間に表現した。

穿たれた開口は、外部からちょうど目線の高さに合わせられた店内を伺える窓であったり、皿や一升瓶を置く棚であったり、手洗いスペースであったり、飾り棚であったりと、それぞれに機能が設けられている。

仕上材はベニヤや鉄板、モルタルなど日常的に用いられる素材をあえて使い、素地色や染色、木ゴテ押さえ、鉄板は黒皮仕上げとするなど、様々な方法によって仕上げることとレイアウトにより空間に奥行をもたらしている。
用途:寿司店
所在地:東京都千代田区
構造:鉄筋コンクリート造
専有面積:43.84㎡
竣工:2017年8月
撮影:長谷川健太

usage:sushi restrant
address:Chiyoda Tokyo
structure:RC
floor area : 30.71m²
completion:08/2017
photo:Kenta Hasegawa